2023年12月30日
生CG劇場、2023年の振り返り
X(Twitter)やライブ配信では11年以上雪猫カゥルとして活動している自分ですが、今年2023年はどのような活動したのかを振り返っておきますよ。
■生CG劇場での雪猫カゥル、UnityHDRPと新ボイスに改良■
雪猫カゥルは毎週日曜日の夜9時にニコニコ生放送でライブ配信をしています。2023年は配信用3DCG制御システムをUnityのビルトインレンダーパイプラインからHDレンダーパイプラインに切り替えました。それによってグラフィックがよりリアルな雰囲気になりましたよ。
そしてボイスをAIボイスチェンジャーのKoemake RVC Player つくよみちゃんにしました。リップシンクも自動でボイスに合うようにしましたよ。このボイスのシステムは11年以上前のライブ配信を始めた頃に、こうなったらいいなと思っていたような機能です。3DCG作りは自分が頑張れば何とかなるのですが、ボイスは自分の思うようにできませんでしたからね。ボイスの変換ソフトウエアの技術革新を進めてくれる開発者の皆さんには感謝をしたいです。
2016年あたりからニコニコ生放送では作者の化身としてハムスターのコロユキが喋っていたのですが、ほぼリアルタイムで可愛いボイスを出せるようになったので、この機会にまた雪猫カゥルが喋るように戻しました。
■ストリートファイター6発売■
2023年はストリートファイター6が発売された年でもありました。自分は子供の頃、ストリートファイターIIが対戦格闘ゲームという新しいジャンルを開拓したのを目の当たりにしました。その時に自分は新しいジャンルを開拓する者になろうと明確に心に決めたので、ストリートファイターシリーズは特別なゲームだったのです。
でもストリートファイターII以降はあまりプレイしていない時期が続いていました。その後は2020年になってから3DCGキャラクターのモーション制作の参考にするためにストリートファイターVを買いました。それが自分がストリートファイターのプレイを再開したきっかけでしたね。ストリートファイターVで初めてネット対戦をやってみたところ、自分と同じぐらいの強さの人たちと延々と対戦できるのが想像以上に面白かったです。ゲームセンターには強い人ばかり集まっていますからね。しかしストリートファイターVが発売されてから5年ぐらい経ってから始めたので出遅れた感があり、新作が発売されたらすぐにプレイしようと思ったのでした。ストリートファイターには多くの有名プレイヤーいて、その方々がネット配信で喋っている内容も面白いです。新作が発売されてゲームのプレイ環境が激変したら、大きなお祭りが起こるのが予想されたので、自分はストリートファイター6の発売を期待して待ち構えていました。
そしてついに今年の6月2日にストリートファイター6が発売されました。この半年間で相当な盛り上がりを見せています。
個人的な観点でいうと自分は3DCG制作者なので昔からアバターのカスタマイズに興味がありました。だからカスタマイズしたアバターでネット対戦できるモードが追加されたのは大きな驚きでしたよ。手足の長さも変えられて、それがバトルに反映されるのが凄いです。
自分は仮想世界ではいつも赤フレーム眼鏡をかけた黒赤メッシュヘアカラーの雪丸というオリジナルアバターを作る事にしています。ストリートファイター6でも雪丸アバターを再現して自分の伝統を守りました。上着もいつも通りに青くしたかったのですが、このタイプのコスチュームは色の変更が出来ないので違う色になっています。
ストリートファイター関係の配信アーカイブはこのYouTubeリストにまとめています↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PLd7FwulFyrshSGjnWsEflK3VZppB9NUAw
■AIの補助でMayaのスクリプト作成■
2022年に引き続き2023年も生成AIやChatGPTのような大規模言語モデルが大きな話題になっています。そして生成AIに対する人々のネガティブな反応も目立ってきた年でもありました。自分は3DCGの作品制作をスピードアップしたりするために、これらの新技術を良い形で使えるようにしたいと思っています。
その最初の個人的成果としてCopilot(BingChat)を利用してMayaのMELスクリプトを作る事ができましたよ。その内容は多対多のオブジェクト間で一括コンストレイントするという地味なスクリプトなのですけど昔から欲しかったものです。
あとUnityの新機能の使い方を調べる場合もCopilotを使いはじめました。Google検索では自分が欲しい情報にすぐにはたどり着けなくなっていたのですが、Copilotだと早く目的の情報を得られそうです。今のところ大規模言語モデルは、対話できるオンラインマニュアルのような使い方をするのがベストかなという感じがします。(現段階では)
■無重力都市ジーナイク、メインキャラの日常紹介動画を制作中■
何といってもこの自主制作オリジナル作品「無重力都市ジーナイク」を作るのが自分の一番重要な活動です。去年はメインキャラであるナナタの紹介動画を作ったので、それ以降はゼロユキという相棒キャラの紹介動画を作るのを当面の目標として作業を続けています。残念ながらその動画は2023年の12月末時点ではまだ完成していません。しかし後は効果音と字幕を付けるだけなので、2024年の初頭には完成しそうです。地球とは全く違う世界での日常にリアリティーを持たせるため、小道具のモデリングや無重力モーションを作るのに時間が掛かっていました。
キャラの服や髪の毛の動きはMayaの物理演算プラグインRagdoll Dynamicsを使う事で昔に比べ簡単に作れるようになりましたよ。それにしても3ヵ月ぐらいで完成させたいぐらいの動画だったのですが、作るのに1年以上かかってしまっているので、なんとかして大幅に制作速度を上げたいところです。
今作っている無重力都市のCGは、動画で1回観たら終わりになってしまうようなものですが、次はライブ配信で何度も繰り返し使えるナナタとゼロユキのモーションを作る予定ですよ。そして生CG劇場という新ジャンルを発展させていきたいですね。さらにその先には「意思の力」という自分が本当に伝えたいテーマが控えています。
このページでYouTubeの動画サムネイルを見ると雪猫カゥルがやっている事が把握しやすいかもしれません↓
https://www.youtube.com/@kaluru/videos
■生CG劇場での雪猫カゥル、UnityHDRPと新ボイスに改良■
雪猫カゥルは毎週日曜日の夜9時にニコニコ生放送でライブ配信をしています。2023年は配信用3DCG制御システムをUnityのビルトインレンダーパイプラインからHDレンダーパイプラインに切り替えました。それによってグラフィックがよりリアルな雰囲気になりましたよ。
そしてボイスをAIボイスチェンジャーのKoemake RVC Player つくよみちゃんにしました。リップシンクも自動でボイスに合うようにしましたよ。このボイスのシステムは11年以上前のライブ配信を始めた頃に、こうなったらいいなと思っていたような機能です。3DCG作りは自分が頑張れば何とかなるのですが、ボイスは自分の思うようにできませんでしたからね。ボイスの変換ソフトウエアの技術革新を進めてくれる開発者の皆さんには感謝をしたいです。
2016年あたりからニコニコ生放送では作者の化身としてハムスターのコロユキが喋っていたのですが、ほぼリアルタイムで可愛いボイスを出せるようになったので、この機会にまた雪猫カゥルが喋るように戻しました。
■ストリートファイター6発売■
2023年はストリートファイター6が発売された年でもありました。自分は子供の頃、ストリートファイターIIが対戦格闘ゲームという新しいジャンルを開拓したのを目の当たりにしました。その時に自分は新しいジャンルを開拓する者になろうと明確に心に決めたので、ストリートファイターシリーズは特別なゲームだったのです。
でもストリートファイターII以降はあまりプレイしていない時期が続いていました。その後は2020年になってから3DCGキャラクターのモーション制作の参考にするためにストリートファイターVを買いました。それが自分がストリートファイターのプレイを再開したきっかけでしたね。ストリートファイターVで初めてネット対戦をやってみたところ、自分と同じぐらいの強さの人たちと延々と対戦できるのが想像以上に面白かったです。ゲームセンターには強い人ばかり集まっていますからね。しかしストリートファイターVが発売されてから5年ぐらい経ってから始めたので出遅れた感があり、新作が発売されたらすぐにプレイしようと思ったのでした。ストリートファイターには多くの有名プレイヤーいて、その方々がネット配信で喋っている内容も面白いです。新作が発売されてゲームのプレイ環境が激変したら、大きなお祭りが起こるのが予想されたので、自分はストリートファイター6の発売を期待して待ち構えていました。
そしてついに今年の6月2日にストリートファイター6が発売されました。この半年間で相当な盛り上がりを見せています。
個人的な観点でいうと自分は3DCG制作者なので昔からアバターのカスタマイズに興味がありました。だからカスタマイズしたアバターでネット対戦できるモードが追加されたのは大きな驚きでしたよ。手足の長さも変えられて、それがバトルに反映されるのが凄いです。
自分は仮想世界ではいつも赤フレーム眼鏡をかけた黒赤メッシュヘアカラーの雪丸というオリジナルアバターを作る事にしています。ストリートファイター6でも雪丸アバターを再現して自分の伝統を守りました。上着もいつも通りに青くしたかったのですが、このタイプのコスチュームは色の変更が出来ないので違う色になっています。
ストリートファイター関係の配信アーカイブはこのYouTubeリストにまとめています↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PLd7FwulFyrshSGjnWsEflK3VZppB9NUAw
■AIの補助でMayaのスクリプト作成■
2022年に引き続き2023年も生成AIやChatGPTのような大規模言語モデルが大きな話題になっています。そして生成AIに対する人々のネガティブな反応も目立ってきた年でもありました。自分は3DCGの作品制作をスピードアップしたりするために、これらの新技術を良い形で使えるようにしたいと思っています。
その最初の個人的成果としてCopilot(BingChat)を利用してMayaのMELスクリプトを作る事ができましたよ。その内容は多対多のオブジェクト間で一括コンストレイントするという地味なスクリプトなのですけど昔から欲しかったものです。
あとUnityの新機能の使い方を調べる場合もCopilotを使いはじめました。Google検索では自分が欲しい情報にすぐにはたどり着けなくなっていたのですが、Copilotだと早く目的の情報を得られそうです。今のところ大規模言語モデルは、対話できるオンラインマニュアルのような使い方をするのがベストかなという感じがします。(現段階では)
■無重力都市ジーナイク、メインキャラの日常紹介動画を制作中■
何といってもこの自主制作オリジナル作品「無重力都市ジーナイク」を作るのが自分の一番重要な活動です。去年はメインキャラであるナナタの紹介動画を作ったので、それ以降はゼロユキという相棒キャラの紹介動画を作るのを当面の目標として作業を続けています。残念ながらその動画は2023年の12月末時点ではまだ完成していません。しかし後は効果音と字幕を付けるだけなので、2024年の初頭には完成しそうです。地球とは全く違う世界での日常にリアリティーを持たせるため、小道具のモデリングや無重力モーションを作るのに時間が掛かっていました。
キャラの服や髪の毛の動きはMayaの物理演算プラグインRagdoll Dynamicsを使う事で昔に比べ簡単に作れるようになりましたよ。それにしても3ヵ月ぐらいで完成させたいぐらいの動画だったのですが、作るのに1年以上かかってしまっているので、なんとかして大幅に制作速度を上げたいところです。
今作っている無重力都市のCGは、動画で1回観たら終わりになってしまうようなものですが、次はライブ配信で何度も繰り返し使えるナナタとゼロユキのモーションを作る予定ですよ。そして生CG劇場という新ジャンルを発展させていきたいですね。さらにその先には「意思の力」という自分が本当に伝えたいテーマが控えています。
このページでYouTubeの動画サムネイルを見ると雪猫カゥルがやっている事が把握しやすいかもしれません↓
https://www.youtube.com/@kaluru/videos
2022年12月29日
2022年の振り返り
この記事を書いているのは2022年も終わる頃なので、今年あった自分的な主な出来事をまとめておこうと思います。
今年の2月にはバーチャルYouTuberキズナアイさんのラストライブがありました。
このライブは事前にバーチャル出演者の募集があって世界中から6000人を超える応募があったそうです。最終的に抽選で総勢1809人が選ばれました。その中に雪猫カゥルも入っていたので最初で最後のキズナアイさんとのライブコラボレーションになりました。
技術的な話になりますが、3DCGのアバターで出演する人はVRM形式のファイルフォーマットでデータを受け渡す流れになっていましたよ。VRMというファイルフォーマットが出来たおかげでアバターデータの受け渡しが楽になってきたので、VRMが出来て良かったなと思いました。自分が雪丸として仮想世界で活動していた時はその仮想世界の仕様に合わせてモデリング段階からアバターを作り直していたのであの頃から比べると格段に進歩したのを感じます。
このライブのエンディングではカゥルを含む大勢のゲスト参加者がキズナアイさんの光の翼になって飛んで行ったようにも見える展開になっていて、自分が今まで観たライブの中で一番涙腺に響きました。
4月には雪猫カゥルがニコニコ生放送でバーチャルキャラのライブ配信を始めてから丁度10年になりました!
10周年記念としてこの部屋の真の主である彩太が出てきてスピーチする動画を作りましたよ。雪猫カゥルとコロユキは彩太の家の居候ですからね。
技術的な話になりますけど今までは彩太を喋らせるのが難しかったんですよ。この回では自分で喋った声を音声変換ソフトウェアSeiren Voice Demo版のライブラリJVS094で変換し、さらにDTMソフトでピッチを下げて彩太の声にしました。音声ソフトウエアの進歩のおかげでだんだん思い通り声に近づいてきていますね。各ソフトウエア開発者さんの仕事の成果が自分の作品のクオリティアップに直接つながっていて、巨人の肩に乗っている感があります。自分は良い作品を作ったり、新しい作品ジャンルを開拓する事で貢献したいですね。
視聴者の皆さんを始め、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンさんにも10周年を祝ってもらえて嬉しかったですよ。
この「生CG劇場」を独自の特徴あるジャンルとして発展させるため、これからさらに活動を続けたいですね。
「VTuberの先駆的存在・雪猫カゥル氏が活動10周年 これまでの活動を本人に聞いてみた」
VTuber関連の記事を多く書かれているMoguLiveさんにインタビューをして頂きました。カゥルの活動を紹介してもらうのは大事な事です。デジタルコンテンツが大量にある時代なので時々ピックアップされないと山の中に埋もれてしまうのです。
5月には、甲賀流忍者ぽんぽこさんの24時間ライブ配信がありました。そこで流すCMが募集されていたので生CG劇場10周年の告知CMを応募しましたよ。CMコーナーの最初の方で流して頂けたので嬉しかったですね。ぽんぽこさんは個人系VTuberで光り輝いてる星です。カゥルとぽんぽこさんはTwitterで相互フォローしているし ピーナツくんはカゥルのYouTubeLiveに来てコメントをしてくれた事があるので友達だと思いますw 友達が活躍していくのは嬉しいですね~。
ぽんぽこ24の視聴者の皆さんはVTuberに詳しい方が多いので、生CG劇場のCMが流れた時にカゥルの事を知ってる方が多くてありがたかったです。
8月には自分のメイン作品「無重力都市ジーナイク」の主人公「カガヤ・ナナタ」の最初の紹介動画を公開しましたよ。2007年に無重力都市のクライマックスシーンが閃いて以来、長年掛かってようやくメインキャラが動いて喋る動画が作れました。まだ作品本編をスタートできる2歩手前というところです。
今年になってようやくナナタを動かせるようになった理由は、UnityのHDレンダーパイプラインによってリアルタイムCGでも良い感じの肌の質感が出せるようになったのと、メインツールをMayaに切り替える作業が進んできたのと、なによりも音声変換ソフトウェアSeiren Voiceでナナタに合った中性的な声を作れるようになったからですね。しかしナナタの声は彩太と同じの、ライブラリJVS094が良かったんですけど、Seiren Voice製品版発売に伴ってDemo版が使えなくなり、ライブラリJVS094が選択できなくなってしまいました。そこでナナタの声はSeiren Voice製品版・結月ゆかりをピッチを下げて使いましたよ。自分の専門範囲は3DCGなので音声は苦手な分野でしたけど、なんとかボイスも自分一人で作れるようになってきたので作品を完成させるための技術は一通り揃ってきました。
アニメーション部分では無重力状態で移動するときに必ず壁や手すりを使って方向転換するところなどに気を付けました。魔法で空を飛んでいるのとは違うので、この作品では現実の物理法則に従った動きを心掛けたいです。そこは物語後半でナナタがピンチに陥る展開につながっていくので重要なのです。
9月にはナナタの相棒「メカ地球人ゼロユキ」をMayaで動かせるようになってきました。以前はCGをSoftimage2015で作っていたのですが、さすがにもうMayaに切り替える必要があるのでMayaにモデルをインポートしてリグを再構築しています。しかしこのアニメーション制御のリグを作るのが意外に時間がかかりました。完成したと思っても想定外の不具合が何度も起きて修正を加える事が続いています。
今のところゼロユキの声は最新のテキスト読み上げソフトVOICEPEAKにしようと思っています。テキスト読み上げソフトも数年前に比べて着実にクオリティーが上がってきていますね。来年はこのゼロユキの紹介動画を作るのが目標です。
ゼロユキにはナナタと合体できるという特徴が隠されているんですけど、まだその構造がゼロユキの外観デザインに完全には反映できていないので、ゼロユキの見た目は今後修正していく必要があります。しかしカッコよくはしません。ゼロユキはナナタと合体した時にカッコよく見えるようにしたいので、合体前はあえてカッコ悪いデザインにしていますw
10月には困った事に作業に使っているPCが壊れてしまいました。買ってからまだ2年しか経ってないんですけど・・・。修理から帰って来るまで2週間もかかった上に、故障した部品がCドライブのSSDだったので全てのソフトウエアがインストールし直しで様々な設定もやり直しになり、貴重な時間を消費する事になりました。まあ自分で作った作品のデータはDドライブにあり、もちろん外付けハードディスクにもバックアップを取っているので、そこは大丈夫でしたよ。
修理に出している間は以前に使っていた古いPCを起動してCG制作やライブ配信を続けたので、活動を休む必要はありませんでした。しかしPCは自分の人生にとって必要不可欠な物なのに結構頻繁に壊れてしまうのは問題ですね。
今まで使ってきたPC達、平均すると2年に1回ぐらいの頻度で壊れている気がします。なんとか5年ぐらいは壊れないで欲しい・・・。
今年はMidjourneyやStable Diffusionを始めとした画像生成AIが一般の人でも使えるようになった年でした。チャットAIのChatGPTも一般公開され、その能力の高さが話題になっています。当然これからもさらにAIの性能が上がっていくのは確実で、今後数年で人類の歴史の中でもかなりの革命的な出来事になっていくと予想されています。
自分は現段階では殆どAIは使っていませんが、今後は作品制作に取り入れるべきだと思います。個人で休みの時間だけを使って自主制作しているので作品制作の進捗が遅すぎて困っているところでなので、AIを使う事によって作品制作の速度をスピードアップした方がいいですよね。質的にもAIありきの時代に合わせて変える必要も出てきそうです。
まだ今のところ自分の作品のCGの部分でAIを使える部分は無いので、音関係から使うことになるのかもしれません。あるいはテキストや画像を入力して相談相手にするような感じになるでしょうか。
・・・このブログでは使っているソフトの事などを書く比率が多めになっていますけど、自分は良い作品のアイデアを出せる所が自分自身の長所だと思っているので、早く作品を完成させて何年も前に閃いたアイデアとか内容を皆さんに見てもらいたいところです。
↓ライブ配信は毎週日曜日の21時にニコニコ生放送でやっています。
雪猫カゥルの生CG劇場
2月 Kizuna AI The Last Liveにエキストラ参加
今年の2月にはバーチャルYouTuberキズナアイさんのラストライブがありました。
このライブは事前にバーチャル出演者の募集があって世界中から6000人を超える応募があったそうです。最終的に抽選で総勢1809人が選ばれました。その中に雪猫カゥルも入っていたので最初で最後のキズナアイさんとのライブコラボレーションになりました。
技術的な話になりますが、3DCGのアバターで出演する人はVRM形式のファイルフォーマットでデータを受け渡す流れになっていましたよ。VRMというファイルフォーマットが出来たおかげでアバターデータの受け渡しが楽になってきたので、VRMが出来て良かったなと思いました。自分が雪丸として仮想世界で活動していた時はその仮想世界の仕様に合わせてモデリング段階からアバターを作り直していたのであの頃から比べると格段に進歩したのを感じます。
このライブのエンディングではカゥルを含む大勢のゲスト参加者がキズナアイさんの光の翼になって飛んで行ったようにも見える展開になっていて、自分が今まで観たライブの中で一番涙腺に響きました。
4月 生CG劇場10周年!!
4月には雪猫カゥルがニコニコ生放送でバーチャルキャラのライブ配信を始めてから丁度10年になりました!
10周年記念としてこの部屋の真の主である彩太が出てきてスピーチする動画を作りましたよ。雪猫カゥルとコロユキは彩太の家の居候ですからね。
技術的な話になりますけど今までは彩太を喋らせるのが難しかったんですよ。この回では自分で喋った声を音声変換ソフトウェアSeiren Voice Demo版のライブラリJVS094で変換し、さらにDTMソフトでピッチを下げて彩太の声にしました。音声ソフトウエアの進歩のおかげでだんだん思い通り声に近づいてきていますね。各ソフトウエア開発者さんの仕事の成果が自分の作品のクオリティアップに直接つながっていて、巨人の肩に乗っている感があります。自分は良い作品を作ったり、新しい作品ジャンルを開拓する事で貢献したいですね。
10周年、おめでとうございます! https://t.co/VAOjvhLtPB
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) April 21, 2022
視聴者の皆さんを始め、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンさんにも10周年を祝ってもらえて嬉しかったですよ。
この「生CG劇場」を独自の特徴あるジャンルとして発展させるため、これからさらに活動を続けたいですね。
4月 MoguLiveに雪猫カゥルのインタビュー掲載
「VTuberの先駆的存在・雪猫カゥル氏が活動10周年 これまでの活動を本人に聞いてみた」
VTuber関連の記事を多く書かれているMoguLiveさんにインタビューをして頂きました。カゥルの活動を紹介してもらうのは大事な事です。デジタルコンテンツが大量にある時代なので時々ピックアップされないと山の中に埋もれてしまうのです。
5月 ぽんぽこ24vol.6にCMで参加
5月には、甲賀流忍者ぽんぽこさんの24時間ライブ配信がありました。そこで流すCMが募集されていたので生CG劇場10周年の告知CMを応募しましたよ。CMコーナーの最初の方で流して頂けたので嬉しかったですね。ぽんぽこさんは個人系VTuberで光り輝いてる星です。カゥルとぽんぽこさんはTwitterで相互フォローしているし ピーナツくんはカゥルのYouTubeLiveに来てコメントをしてくれた事があるので友達だと思いますw 友達が活躍していくのは嬉しいですね~。
ぽんぽこ24の視聴者の皆さんはVTuberに詳しい方が多いので、生CG劇場のCMが流れた時にカゥルの事を知ってる方が多くてありがたかったです。
8月 ナナタの紹介動画をアップ
8月には自分のメイン作品「無重力都市ジーナイク」の主人公「カガヤ・ナナタ」の最初の紹介動画を公開しましたよ。2007年に無重力都市のクライマックスシーンが閃いて以来、長年掛かってようやくメインキャラが動いて喋る動画が作れました。まだ作品本編をスタートできる2歩手前というところです。
今年になってようやくナナタを動かせるようになった理由は、UnityのHDレンダーパイプラインによってリアルタイムCGでも良い感じの肌の質感が出せるようになったのと、メインツールをMayaに切り替える作業が進んできたのと、なによりも音声変換ソフトウェアSeiren Voiceでナナタに合った中性的な声を作れるようになったからですね。しかしナナタの声は彩太と同じの、ライブラリJVS094が良かったんですけど、Seiren Voice製品版発売に伴ってDemo版が使えなくなり、ライブラリJVS094が選択できなくなってしまいました。そこでナナタの声はSeiren Voice製品版・結月ゆかりをピッチを下げて使いましたよ。自分の専門範囲は3DCGなので音声は苦手な分野でしたけど、なんとかボイスも自分一人で作れるようになってきたので作品を完成させるための技術は一通り揃ってきました。
アニメーション部分では無重力状態で移動するときに必ず壁や手すりを使って方向転換するところなどに気を付けました。魔法で空を飛んでいるのとは違うので、この作品では現実の物理法則に従った動きを心掛けたいです。そこは物語後半でナナタがピンチに陥る展開につながっていくので重要なのです。
9月 ゼロユキ、Mayaで動かせるようになる
9月にはナナタの相棒「メカ地球人ゼロユキ」をMayaで動かせるようになってきました。以前はCGをSoftimage2015で作っていたのですが、さすがにもうMayaに切り替える必要があるのでMayaにモデルをインポートしてリグを再構築しています。しかしこのアニメーション制御のリグを作るのが意外に時間がかかりました。完成したと思っても想定外の不具合が何度も起きて修正を加える事が続いています。
今のところゼロユキの声は最新のテキスト読み上げソフトVOICEPEAKにしようと思っています。テキスト読み上げソフトも数年前に比べて着実にクオリティーが上がってきていますね。来年はこのゼロユキの紹介動画を作るのが目標です。
ゼロユキにはナナタと合体できるという特徴が隠されているんですけど、まだその構造がゼロユキの外観デザインに完全には反映できていないので、ゼロユキの見た目は今後修正していく必要があります。しかしカッコよくはしません。ゼロユキはナナタと合体した時にカッコよく見えるようにしたいので、合体前はあえてカッコ悪いデザインにしていますw
10月 PCが壊れる
10月には困った事に作業に使っているPCが壊れてしまいました。買ってからまだ2年しか経ってないんですけど・・・。修理から帰って来るまで2週間もかかった上に、故障した部品がCドライブのSSDだったので全てのソフトウエアがインストールし直しで様々な設定もやり直しになり、貴重な時間を消費する事になりました。まあ自分で作った作品のデータはDドライブにあり、もちろん外付けハードディスクにもバックアップを取っているので、そこは大丈夫でしたよ。
修理に出している間は以前に使っていた古いPCを起動してCG制作やライブ配信を続けたので、活動を休む必要はありませんでした。しかしPCは自分の人生にとって必要不可欠な物なのに結構頻繁に壊れてしまうのは問題ですね。
今まで使ってきたPC達、平均すると2年に1回ぐらいの頻度で壊れている気がします。なんとか5年ぐらいは壊れないで欲しい・・・。
■世間では画像生成AIが話題になった年■
今年はMidjourneyやStable Diffusionを始めとした画像生成AIが一般の人でも使えるようになった年でした。チャットAIのChatGPTも一般公開され、その能力の高さが話題になっています。当然これからもさらにAIの性能が上がっていくのは確実で、今後数年で人類の歴史の中でもかなりの革命的な出来事になっていくと予想されています。
自分は現段階では殆どAIは使っていませんが、今後は作品制作に取り入れるべきだと思います。個人で休みの時間だけを使って自主制作しているので作品制作の進捗が遅すぎて困っているところでなので、AIを使う事によって作品制作の速度をスピードアップした方がいいですよね。質的にもAIありきの時代に合わせて変える必要も出てきそうです。
まだ今のところ自分の作品のCGの部分でAIを使える部分は無いので、音関係から使うことになるのかもしれません。あるいはテキストや画像を入力して相談相手にするような感じになるでしょうか。
・・・このブログでは使っているソフトの事などを書く比率が多めになっていますけど、自分は良い作品のアイデアを出せる所が自分自身の長所だと思っているので、早く作品を完成させて何年も前に閃いたアイデアとか内容を皆さんに見てもらいたいところです。
↓ライブ配信は毎週日曜日の21時にニコニコ生放送でやっています。
雪猫カゥルの生CG劇場
2021年12月30日
2021年の振り返り
この雪丸の仮想世界ブログは2007年から毎年、年に一回は必ず記事をアップしてきています。今年2021年も、もうすぐ終わってしまうので自分的な2021年の主な出来事をまとめて書いておきましょう。
■■■メインツールをMayaに切り替え■■■
前までメイン3DCGツールはSoftimage2015だったんですけど、メインツールをMayaに切り替え始めました。具体的には自主制作CG作品、無重力都市ジーナイクの主人公カガヤ・ナナタをMayaにインポートして再セットアップしました。
自分はリグのセットアップ(3DCGキャラクターをアニメーションさせるための制御構造作り)にあまり時間を掛けたくないタイプです。しかし今年はMayaでのリグの組み方を調べる所からスタートして、なんとか自分史上では一番いいリグを作る事ができました。関節の捻りと曲がりの違和感を緩和する制御や、大まかな筋肉を自動的に動かす制御を組み込めるようになりました。
Softimage2015を使っていた頃はどちらかというとリアルタイムCGを作る事が多かった事もあり、シンプルなキャラクター構造で作っていました。しかし近年はリアルタイムCGでも一昔前のプリレンダCGムービーぐらいのクオリティが出せるようになってきたので、Mayaに移行するついでにキャラクターのセットアップもプリレンダムービー並に近づけたという感じです。
現段階のナナタ。最近はSeiren Voiceで声を入れたりMayaの物理演算でセカンダリモーションを付けられるようになったりしました。
— 雪猫カゥル@生CG劇場 (@kaluru) December 14, 2021
作品本編では飛躍的にクオリティーが上がってるはず。#無重力都市ジーナイク pic.twitter.com/119tsNhlPA
キャラクターモーションもMayaで作れるようになりました。今では大分Mayaでのモーション作りにも慣れてきた気がします。
Mayaで作ったCGはゲームエンジンUnityで動かせるようにしています。
■■■無重力都市ジーナイクの制作に集中■■■
2021年の5月まで、毎週土曜日はYouTube Liveで、日曜日はニコニコ生放送でライブ配信をやっていました。しかし5月以降、ライブ配信はYouTube Liveの方は休止し、日曜日のニコニコ生放送に絞ることにしました。自主制作作品、無重力都市ジーナイクの制作時間を増やすためです。YouTubeにはニコニコ生放送の録画をアップする事にしたのでYouTubeを引退した訳ではありません。
無重力都市ジーナイクは自主制作の作品なので休みの時間だけを使って一人で作業しています。このCG作品の構想が2007年の秋に閃いて以来、作り続けているので我ながら長期戦の持続力が凄いと思います。
日曜日のニコニコ生放送もハムスター・コロユキが無重力都市ジーナイクの制作進捗を報告するという内容になってきていて、全面的に無重力都市の制作に集中していってる状況ですね。
■■■世間ではメタバースが話題に■■■
2021年はFacebook社が社名をMetaに変更しメタバースに投資するという発表があり、世界的に大きな話題になった年でした。それよりちょっと前の時期にREALITYやcluster.のような日本産3Dアバター系サービスもメタバース方面へ舵を切るという発表がされていました。10年以上前からSecond Lifeをやっていたような人たちにとってはメタバースというのは何年も前から既に知っている単語だったと思います。それが今年になってバズワードになり一般に広まった状況ですね。はたしてついにメタバースの時代が来るのでしょうか。
雪丸のこのブログは元々「主にメタバース系仮想世界での活動」を書いていくブログだったので、今こそメタバース系サービス用の3Dアバター制作やワールド制作に戻るべきなのかもしれません。
しかし私的に優先順位としては無重力都市ジーナイクの動画を作る方が先かなと判断しています。無重力都市ジーナイクこそ自分の代表作、そして究極の自己紹介動画になるはずなのです。この作品が完成しないと自分の人生が前に進まないという感覚すらあります。
Blue Marsの頃まではメタバースに大きな期待をいだいてましたけど、自分一人の力ではどうにもできない部分が多いので、まずは自分で全てをコントロール出来る3DCG動画を作っておきたいです。
(とは言いながら、ついさっき雪猫カゥルのモデルをVRMフォーマットにコンバートする作業はしておきました)
毎週、日曜日の夜9時からニコニコ生放送でライブ配信中!
https://com.nicovideo.jp/community/co1614769
録画はYouTubeにアップしています
https://www.youtube.com/c/kaluru
2020年12月27日
2020年の振り返り
どうも!最近はカゥルかコロユキで活動することが多い雪丸です。2020年も年末になったのでこのブログに今年の個人的なトピックをまとめておきたいと思います。
■超ナマケット2020
2020年といえば新型コロナウイルスの影響が大きかった年です。元々の予定ではゴールデンウィーク前にニコニコ動画のリアル大規模イベント【ニコニコ超会議2020】が幕張メッセで開催されるはずでした。
しかしリアルで集まるイベントは中止になり、その代わりに【ニコニコネット超会議】というネットイベントがオンラインだけで行われる事になりました。
その中の1コーナー【超ナマケット2020】に雪猫カゥル&コロユキがゲストコメンテーターとして参加することになったのです。自分はニコニコ超会議は毎年一般のお客さんとして行ってましたが、出演者としての出番はあまりありませんでした。
しかしバーチャル生主は自宅に居ながらなんでもできるし、ナマケットという番組には何度も出場していたので今年のコロナ禍のような状況では力を発揮できます。それでニコニコネット超会議では久々に表舞台の出番が回ってきたというわけでしたよ。
↑これが超ナマケット2020でのカゥルとコロユキの出番を切り抜いた動画です。リアクション用に新しい小ネタを作って臨んだので期待に応えられたと思います。
■無重力都市、
Unity HDRP対応とリアルタイム3Dナナタ
今年も自主制作3DCG作品、無重力都市のモデリングをしゲームエンジンUnityでリアルタイム表示し、その進捗過程を毎週YouTube Liveで配信するというサイクルを続けました。特に今年はUnityのHDRP(High Definition Render Pipeline)という新しい表示モードに対応したので以前よりも光や質感がリアルになりました。
主人公のカガヤ・ナナタをUnityにインポートしてリアルタイムで動かせるようになったので、1枚の画像を作るのに何分もかけてレンダリングする必要がなくなりました。
Unity HDRPでは肌の質感もなかなか良い具合に表示してくれます。髪の毛のアルファ抜きはまだ綺麗にできないようなのでそこが問題ではありますが、レンダリング待ちしなくていいという昔から夢に見ていた3DCGの未来がついに到来したという感じです。
↑これが最近YouTube Liveで配信したものの録画です。
主人公の家の周囲がかなり出来てきました。宇宙人の街、無重力都市の中では地球の面影があるのはこの場所だけです。だからあえて家のデザインは古典的な記号のような形をしているし、地球の自然を思い起こさせる岩と植物を配置しています。
あと前まで無重力都市はジーナイトという名前だったのですが【ジーナイク】に変えました。ジーナイトだとGoogle検索したときに他の作品もひっかかりますがジーナイクというネーミングはまだ他に存在していないようだからです。
■新PC購入
予定を1年早めて新しいPC本体を買いました。なぜなら自分がメインで使っている3DCGソフトのSoftimage2015が2021年の3月以降になると新しいPCにインストールできなくなるらしいからです。
オートデスクの新たなサポート体制「製品サポートライフサイクル」への移行
Autodeskのサポート体制が変更になり、4世代以前のバージョンだと「アクティベーションコードの再発行ができなくなるため、マシン変更などで再インストールが必要となった場合には使用できなくなってしまいます。」だそうですよ。
自分はSoftimageの永久ライセンスを持っているのですが、Softimageは2015が最終バージョンなのでどうしてもサポート対象外になってしまいました。
それでサポートが切れる前に新しいPCを買ってSoftimageをインストールしアクティベーションをしたというわけなのです。
新しいPCのスペックはこんな感じです。
CPU: Ryzen9 3900XT
GPU: GeForce RTX3070
RAM: 128GB
SSD1: 2TB
SSD2: 2TB
CPUクーラー: Noctua NH-U12S空冷
電源: 860W/80PLUS Platinum
いままではIntelのCPUを選んでいましたけど最近はAMDの方がコスパが良いようなのでRyzenにしました。
このPCが壊れる前にメインの3DCGソフトをSoftimageからMayaへ切り替える必要があります。
少なくとも無重力都市のメインキャラはMayaでボーンを入れ直してコントロールリグも設定し直し、アニメーションも作り直す必要があるのでなかなか大変な作業になりますね。
弓を遠くに飛ばすには強く引き絞らなければならない。高くジャンプするためには深くしゃがまなければならない。大きい動作をするにはその前にタメる予備動作が必要なのです。
来年の2021年は新しい制作フローに切り替えるための我慢の年になりそうです。
■超ナマケット2020
2020年といえば新型コロナウイルスの影響が大きかった年です。元々の予定ではゴールデンウィーク前にニコニコ動画のリアル大規模イベント【ニコニコ超会議2020】が幕張メッセで開催されるはずでした。
しかしリアルで集まるイベントは中止になり、その代わりに【ニコニコネット超会議】というネットイベントがオンラインだけで行われる事になりました。
その中の1コーナー【超ナマケット2020】に雪猫カゥル&コロユキがゲストコメンテーターとして参加することになったのです。自分はニコニコ超会議は毎年一般のお客さんとして行ってましたが、出演者としての出番はあまりありませんでした。
しかしバーチャル生主は自宅に居ながらなんでもできるし、ナマケットという番組には何度も出場していたので今年のコロナ禍のような状況では力を発揮できます。それでニコニコネット超会議では久々に表舞台の出番が回ってきたというわけでしたよ。
↑これが超ナマケット2020でのカゥルとコロユキの出番を切り抜いた動画です。リアクション用に新しい小ネタを作って臨んだので期待に応えられたと思います。
■無重力都市、
Unity HDRP対応とリアルタイム3Dナナタ
今年も自主制作3DCG作品、無重力都市のモデリングをしゲームエンジンUnityでリアルタイム表示し、その進捗過程を毎週YouTube Liveで配信するというサイクルを続けました。特に今年はUnityのHDRP(High Definition Render Pipeline)という新しい表示モードに対応したので以前よりも光や質感がリアルになりました。
主人公のカガヤ・ナナタをUnityにインポートしてリアルタイムで動かせるようになったので、1枚の画像を作るのに何分もかけてレンダリングする必要がなくなりました。
Unity HDRPでは肌の質感もなかなか良い具合に表示してくれます。髪の毛のアルファ抜きはまだ綺麗にできないようなのでそこが問題ではありますが、レンダリング待ちしなくていいという昔から夢に見ていた3DCGの未来がついに到来したという感じです。
↑これが最近YouTube Liveで配信したものの録画です。
主人公の家の周囲がかなり出来てきました。宇宙人の街、無重力都市の中では地球の面影があるのはこの場所だけです。だからあえて家のデザインは古典的な記号のような形をしているし、地球の自然を思い起こさせる岩と植物を配置しています。
あと前まで無重力都市はジーナイトという名前だったのですが【ジーナイク】に変えました。ジーナイトだとGoogle検索したときに他の作品もひっかかりますがジーナイクというネーミングはまだ他に存在していないようだからです。
■新PC購入
予定を1年早めて新しいPC本体を買いました。なぜなら自分がメインで使っている3DCGソフトのSoftimage2015が2021年の3月以降になると新しいPCにインストールできなくなるらしいからです。
オートデスクの新たなサポート体制「製品サポートライフサイクル」への移行
Autodeskのサポート体制が変更になり、4世代以前のバージョンだと「アクティベーションコードの再発行ができなくなるため、マシン変更などで再インストールが必要となった場合には使用できなくなってしまいます。」だそうですよ。
自分はSoftimageの永久ライセンスを持っているのですが、Softimageは2015が最終バージョンなのでどうしてもサポート対象外になってしまいました。
それでサポートが切れる前に新しいPCを買ってSoftimageをインストールしアクティベーションをしたというわけなのです。
新しいPCのスペックはこんな感じです。
CPU: Ryzen9 3900XT
GPU: GeForce RTX3070
RAM: 128GB
SSD1: 2TB
SSD2: 2TB
CPUクーラー: Noctua NH-U12S空冷
電源: 860W/80PLUS Platinum
いままではIntelのCPUを選んでいましたけど最近はAMDの方がコスパが良いようなのでRyzenにしました。
このPCが壊れる前にメインの3DCGソフトをSoftimageからMayaへ切り替える必要があります。
少なくとも無重力都市のメインキャラはMayaでボーンを入れ直してコントロールリグも設定し直し、アニメーションも作り直す必要があるのでなかなか大変な作業になりますね。
弓を遠くに飛ばすには強く引き絞らなければならない。高くジャンプするためには深くしゃがまなければならない。大きい動作をするにはその前にタメる予備動作が必要なのです。
来年の2021年は新しい制作フローに切り替えるための我慢の年になりそうです。